鹿鳴館とダンスの日

※カテゴリ:コラム

鹿鳴館(ろくめいかん)は,急激な西欧化が進む明治時代の最中,
外国からの賓客や外交官を接待するために建てられた社交場です.


計画を推進したのは,当時外務卿(内閣制度以降は外務大臣)だった井上馨で,
1883年11月28日,1200名を招待して落成の祝宴が行われました.


社交ダンス(海外ではボールルームダンスと言います)は,
17〜18世紀にかけてヨーロッパ諸国の宮廷で催された舞踏会を起源とし,
西洋においては社交界に必須のものとされてきました.


当時,日本でも外交政策上の必要性から,
上流階級の間で導入されたわけです.


ちなみに,上記11月28日は井上馨の誕生日(ただし太陰暦で,グレゴリオ暦では1月16日)でもあります.


後の2004年,財団法人日本ボールルームダンス連盟(JAPAN BALLROOM DANCE FEDERATION,略称JBDF)が,
多くの人に社交ダンスに親しんでもらえるように,という事で11月29日を“ダンスの日”と定め,
JBDF加盟の各教室や,様々な地域でイベントが開催されるようになりました.
しかし何故11月28日じゃなくて11月29日なんでしょうか・・・



 
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